6文字(アルファベット)程度で収まり「R」が来る場合は、最後に くることを漠然と考えていました。

開店準備をしていた時期に、新聞紙面で読んだサルトルと ボーボワール夫人とのラブレターのやり取りが紹介されて いました。
そのなかでサルトルが書くラブレターの出だしが 「Mon petit castor」で始まること に目がいき、自分がやる店の名前はこれだと思いました。

なぜなら1974年2月のパリのサン・ジェルマン・デ・プレのブラッセリー「リップ」で シュークルート・ガルニを食べようと出かけた時に、私の勘違いかもしれませんが 偶然にもご両人が前の席に居られたことを思い出したからです。
ただお客様から「カストールの名の由来」を聞かれたときに、ご両人の人物像からの説明からしなければ判りにくいので、 ひとまず判りやすく「ラッコ」のイメージを思いつき、 イラストイメージは、童話作家の高野紀子さんに書いてもらい、 デザインは浅野慶一さんに創ってもらいました。
時期を同じくして84年は「ラッコ」ブームが起こり始めました。今では、すっかり「ラッコ」の店のイメージが出来上がり有難いことです。

それから、21年が経ち、2005年(平成17年)7月31日を以って創業の地、渋谷区上原から中央区京橋に移転、
9月1日に新装開店。 2014年12月をもって閉店。2015年4月1日港区南青山に移転。「カストール&ラボラトリー」を開設

 

CASTOR