La cuisine est très douce, Je t’aime.
素材のこだわり
安心・安全なものをつかい食材と本気で向かい合っています。誰の手で作られた素材かはもちろん、どのような環境で作られているのかも伝えていきたい。
カストールの料理
季節の味を盛り込み、フランス料理らしい変わらぬ安定した味わいをご用意いたします。シンプルでありながら、美しく洗練され、様々な要素を演出できる料理をご提供。こころからホッとして欲しい、そんな思いを込めています。
おもてなし・空間
カストールの料理に合う世界のワインを中心に、数々のお酒を取り揃えています。「我家のように心から寛いで欲しい」日常と非日常、両者を楽しめる心地よい空間を目指します。
カストール(CASTOR)の名の由来
6文字(アルファベット)程度で収まり「R」が来る場合は、最後にくることを漠然と考えていました。
開店準備をしていた時期に、新聞紙面で読んだサルトルとボーボワール夫人とのラブレターのやり取りが紹介されていました。そのなかでサルトルが書くラブレターの出だしが「Mon petit castor」で始まること に目がいき、自分がやる店の名前はこれだと思いました。
なぜなら1974年2月のパリのサン・ジェルマン・デ・プレのブラッセリー「リップ」で シュークルート・ガルニを食べようと出かけた時に、私の勘違いかもしれませんが 偶然にもご両人が前の席に居られたことを思い出したからです。ただお客様から「カストールの名の由来」を聞かれたときに、ご両人の人物像からの説明からしなければ判りにくいので、 ひとまず判りやすく「ラッコ」のイメージを思いつき、 イラストイメージは、童話作家の高野紀子さんに書いてもらい、 デザインは浅野慶一さんに創ってもらいました。時期を同じくして84年は「ラッコ」ブームが起こり始めました。今では、すっかり「ラッコ」の店のイメージが出来上がり有難いことです。
それから、21年が経ち、2005年(平成17年)7月31日を以って創業の地、渋谷区上原から中央区京橋に移転、9月1日に新装開店。 2015年12月をもって閉店。2016年3月15日港区南青山に移転。「カストール&ラボラトリー」を開設。