臨時休業のお知らせと思い
本日19日土曜日ディナーから21日まで臨時休業致します。
22日より平常営業致します。
予約も全てキャンセルになったことだし、気分的にもリスタートを切るには
ここらでスタッフみんなの気分転換も兼ねて休む事にしました。
自分事ですが、フランスからやニューヨークなどから、福岡の兄弟から
神戸の友達から、励ましの言葉もらいます。
ありがたいことです。
僕らは物心困っていませんよ。
普通どうり生活していますが、街自体が落ち込み気味なのは感じます。
あと1週間ぐらいすれば、もっと、もっとおちつくとおもいますよ。
気がかりな福島原発も、これだけ日本と世界中の英知を集めて
頑張っているんだから大丈夫!
楽観過ぎるとお叱りを受けるかもしれませんが、ゆるしてください。
糸井重里さんが書いてる「ダーリンコラム」に僕が感じても文章に出来ない事を
見事とに表現されてるので借用させて頂きました。
これも許してください。
では。
以下のアドレスは原文、もっと知りたい方はこちらを訪れてみてください。
※読者の方からのご助言をいただき、
用語をいくつか書き換えました。
(ほぼ日編集部追記 3月17日 15:30)
※こちらは16日21:00時点の情報を元にしたコラムです。
日本の英国大使館の対応も刻々と変わっているようです。
(ほぼ日編集部追記 3月17日 10:20)
<視点を変えてみました。>
しばらくぶりに、
休んでいた『ダーリンコラム』という場を使わせてもらいます。
こういう引用の多いテキストを載せる場所が、
他に見つからなかったので、そうしました。
さて‥‥。
よく、外国で大きな事件や事故があったときに、
日本の企業が出張を取りやめたとか、
帰国命令が出て日本人は、戻ってきたとか、
そういうニュースがありますよね。
逆に、いま日本で、いまのような状況があるときに、
外国から日本に来ている人たちは、
どうするのだろうと考えることもできます。
リスクが高ければ、帰国するだろうし、
逆に、リスクが低ければ、
そのまま日本に残っているでしょうから。
その意味では、外国の人たちの危機についての評価は、
ぼくらにもとても重要な参考になりますよね。
福島の原発でこれまでになかった事故が起っています。
このことについて、イギリス政府は
日本にいるイギリス人はどうするべきかを判断するために、
信頼できる専門家に「影響評価」を依頼したようなのです。
で、その「報告」が、英国大使館でありました。
このことを『池田信夫さんのブログ』
で知ったのですが、
さらに詳しく発表されている原文
を「ほぼ日」の知人でもあるTom Vincentさんの訳で、
ここに紹介させてもらうことにしました。
元: Paul Atkinson 2011年3月15日6時55分
さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。
英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。
日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通りです。
● 比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの30キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。
もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。
● 現状の20キロ退避指示区は、現状の放射線の影響にたいして適切な範囲でしょう。
このまま炉心への海水注入を続けることができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。
● 基本的に、専門家は「東京住人の健康への悪影響はありません」と予想している。
健康に悪影響を起こすためには、現状の放射線量の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射線量を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射線量の値が高くならないと影響はないという。)
●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。
●海水注入を続けることができ、原子炉を冷えることができれば、状態は大きく上向くでしょう。
●日本政府からの情報は、複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射線のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。
● チェルノブイリとは全く別な状況です。
チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けられずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、30キロの距離に避難ゾーンができていたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで、現地の食料や水に含まれた放射線量は一切モニタリングされなかった。危険性についての情報も全く知らせなかったせいで、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実が隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件は、その意味でも大きく異なるでしょう。
●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。
専門家の答えは、放射線の影響に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射線による影響の恐れは 子供にとっても全くありません。
●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射性物質を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。そして、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。
会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。
専門家の判断を信じましょう!
(荒い翻訳を許しください。間違えなどが見つかった場合、連絡ください。トム)
(そのトムの日本語のほんのちょっとした部分に、意味が変わらないよう気をつけて修正を加えました。イトイ)
さて、イギリスの判断は、こうでした。
ぼくは、この会見の記事を、参考にします。
案ずればどこまでも、だということは承知していますが、
本国(帰る場所)のある人たちが、
この判断をしているのだとしたら、
それは、信用していいのではないかと考えたからです。
むろん、あなたという人の考えは、
あなたという「リーダー」が決めるものです。
(2011年3月16日 21:00更新)